バラと癌腫病と挿木
ちょっとおもしろい検索をかけてきた方がいましたので一言。
癌腫病はウイルス性の植物の感染症です。感染経路は土と言われていますが水です。
水の流れによって羅病すると考えられますが、バラ科が罹る病気とは違い、これはカビではなくウイルスだということです。
感染するとバラの細胞のDNAを書き換えます。ですので、当然株全体が羅病することになりますが、このウイルスは根にその病原体を発症させます。ですので、枝にできることは稀ですが、傷ができていると罹りやすいようです。
この仕組みから行くと、羅病したものをもったいないからと、挿し木をすれば当然その挿し木苗もいずれは羅病します。私も知らないでやった物の中にやはり羅病したものが出ました。
残念ですが、羅病したものは速やかに処分するほうが望ましいようです。
本当に植物の癌ですので、治ることはありません。
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